草交平原 (そう-こう-へいげん)
魔王 領


高影響精霊 水・風
移動
 ↑漂昼市(徒歩)
 ←草風都(徒歩)
 ↓盛挙村(徒歩)

ガイド

 北風と南風が同時に吹く所で、それによって草がクロスするように交わる。
 遠くから見ると草が海面のように見え、草海平原とも言われていた。

 長らくは様々な草が風でぶつかり合う姿を草同士の戦いに見立てて、草が争う場所と表現されていたが、
 草交平原を領地にした魔王クルフ=テルウスが、様々な草が分け隔てなく交じり合う姿だと言い、
 草交平原と名付けた。

 そう言われて見ると、草が楽しそうに交わってるように見えるのだから不思議な物である。

 草同士が争っていると表現していた時は、草は草なので「同族」が争うという表現がされていたが、
 草同士が交わっていると表現した際は、さまざまな種類の草がある事から「別族」が交流を持っているように表現される。

 このエピソードから魔王クルフ=テルウスを博愛的な者かと思った学者が、魔王クルフ=テルウスに次の質問をした。
「一人を犠牲にすれば五人が助かるという状況ならば、その一人を犠牲にしますか?」

 学者としてはちょっと意地悪で困らせてやるつもりであったのだが、
「自分にとって『仲の良い者』が『一人』の方ならば『一人』を助け、『五人』の方ならば『五人』を助ける。
 自分にとって知らない者なんぞ、何人死んでも興味が無い」
 と、即答されてしまった。
 とりあえず「博愛主義」では無いようだ。


軽紹介
 気候が良く様々な草が生えている広くて豊かな平原。
 草の上で物思いに耽るのも一興であろう。

 こんな豊かで良い土地に人が何故入植・開拓しなかったかと言えば、ダンジョンのせいである。
 この平原でのダンジョンの発生率がかなりのもので、場所も特定が難しい。

 普通、街が出来ている所では、ダンジョンはおおよそこの辺に発生するという目星があり、
 人が住む所に発生するにしてもそれは何十年に1回とかのペースなので気にするほどでもない。

 しかしこの平原のダンジョンは一定数をキープするのに使命感を持っているかのように錯覚するほど発生するのである。
 ダンジョンのボスを討伐してダンジョンを減らしてもキリがない。
 そして発生する場所も本当にランダムで、迂闊に開拓なぞ始めたら、作った家や畑がボロボロにされてしまう。

 ダンジョンの周りにモンスターが出てくる事から、
 ダンジョンに直接生活圏を潰されなくても、ダンジョンの周辺と言うだけで生活圏が脅かされるのだ。

 その為、ここに住むのは無理と判断され、未だに無人のままである。

 生えている草の種類が多いので、ダンジョン攻略のついでに素材集めをするなど、
 しばらくこの地でキャンプして稼ぐのもいいだろう。

欠片集め
 草交平原での活動の一つに「欠片集め」と言うものがある。

 この世界全体で、モンスターを倒したり、鉱石を掘ったり、宝箱を開けたりすると、
 時折「欠片」と呼ばれる宝石のようなものが手に入る事がある。

 その欠片は「火の欠片」「水の欠片」「風の欠片」「土の欠片」と四種類あり、市場ではそれなりの値段がついている。
 欠片を利用して色々な魔法科学の道具が出来たり、魔法研究に使えたりするそうだ。

 草交平原ではこの欠片がよく落ちていたり、ダンジョンの中の宝箱から結構な量が出てきたりする。
 その宝箱についている罠の難易度と正比例する量の欠片が出る事から、
 シーフ達の腕の見せ所として草交平原のダンジョンは有名である。

 貴方がシーフ系の冒険者であるならば、腕を磨いて草交平原のダンジョンの宝箱で一発大儲けと言うのも良いだろう。




キャラ画像配布元:いぶし銀様(日和屋/リンク先消滅)  写真:ゆん様