留晩町 (るばん-ちょう)
月読帝國 領


高影響精霊 水・土
移動
 ↑帝都涼潤(馬車・徒歩)
 →月彩村(馬車・徒歩)
 ↓銀鈴市(馬車・徒歩)

ガイド

 かつて開拓民がベースキャンプにする所を「留晩地」と呼んだ。
 晩になったら留まる地と言う意味だ。
 そこから「留晩」と名付けられたのだが、それならば全ての開拓地が「留晩」を冠する名前になってしまう。
 ここだけ特別に「留晩」を冠する名前になったのはここが帝國にとって「最初の開拓地」である為で、つまり記念の場所だからなのだ。
 最初に皆が苦労した所を記念として名付けたとしたならば何とも情的である。
 ただその為、開拓地が他に出来た時はベースキャンプ地を何と呼ぼうかちょっとした苦労があったらしい。それは御愛嬌と言う事で。


軽紹介
 この街の西にある深柔の森に質の良い素材や、多くのモンスター、さらには新しいダンジョンの発生率が高い為、ここでやれる事は非常に多い。
 帝都涼潤とのアクセスも近い事から、生涯ここで過ごす冒険者も少なくない。
 冒険者が多く集まる為、冒険者の為の施設も多く闘技場などもある。
 闘技場では年に一度「天下一武道会」と言う大きなイベントもやっており、良い観光資源となっている。
 冒険者を相手にする商売も盛況で、元々冒険者の為に作られた質の良い宿泊施設やアイテムを預かってくれる預り所などは旅行者や商人などにも大人気である。

冒険者酒場:七里亭(留晩店)の依頼傾向
依頼名 この街の傾向
宅配 普通 人口に見合った依頼量で特筆した所は無い。
買物 普通 商人が多い事から、他の街から留晩町に買物依頼をこなしに来る事は多いが、
留晩町で発生する買物依頼は人口に見合った程度である。
素材集め 最多量 深柔の森や森に発生するダンジョンが多い事から素材集めがとにかく盛んである。
素材集めに関するサポート施設も多く、もはや一大産業とも言えるほど。
それほどまでに素材を採りに行っているのに全く枯れる気配が無いのもこの森の凄い所。
護衛 普通 周辺の街道は帝國軍によりガードされて居る為に、街から街への移動の護衛は少ないものの、
森に素材集めする研究者や商人や新人冒険者などの護衛がある。
逮捕 普通 冒険者が多く集まる留晩町に頼めばなんとかなると言う風潮から帝國中の逮捕依頼が集まってしまっている。
それでも量レベルが「普通」なのだから帝國は治安が良いのだろう。
帝國軍が頑張り過ぎてるのかもしれないが。
手配 普通 逮捕と同様の理由で帝國中から依頼が集まってしまっている。
実際に留晩町に頼むのは効率が良い。
退治 多量 深柔の森にからやってくるモンスターや、森に発生したダンジョンなどの退治が定期的にあり、
その定期的がかなりの多量になっている。
討伐 多量 深柔の森に発生するダンジョンのボスの討伐などが多量にあるためと、
冒険者の多い留晩町へ盗賊団の討伐を頼むケースが多い為、討伐依頼も多く発生している。
精霊からの依頼 少量 この街付近での精霊の依頼はあまりない。
その他 普通 人口に見合った依頼量で特筆した所は無い。

桃源郷
 冒険者の中には深柔の森で依頼をこなしている際、いつの間にか見知らぬ場所に迷い込む事があるという。
 その場所は幻想的で非常に心地良く、質のかなり良い素材なども沢山落ちている。
 木々には様々な果物が生っており実に美味。
 綺麗な温泉もあり、かなり堪能できる所なのだとか。
 また、どんなにイライラしていたとしても、ここに迷い込むと夢見心地な気分になれるらしい。
 帰りは迷い込んだ時と同じように、いつの間にか迷い込む前の場所に戻っている。
 だいたい2〜3日で帰れるそうで、最長記録は7日。最短は4時間である。
 同じ場所を探索しても迷い込めるとは限らず、冒険者の証言によると迷い込んだ場所はかなりマチマチだ。
 生涯に一度きりと言う訳ではなく、冒険者によっては何度も迷い込んでる者も居る。
 冒険者はこの場所を「桃源郷」と呼んでいる。
 冒険者としてここで仕事をするならば一度は迷い込んで見たい所である。




キャラ画像配布元:いぶし銀様(日和屋/リンク先消滅)  写真:ゆん様