精霊   戻る
●精霊

 精霊の仕組みについては皆目分からない事だらけであるが、とにかくエコロジーな性質を持つ事と、寿命前に死亡した人間を蘇生させたり魔法生物を生み出すなどの神懸りな事をやってのける事は分かっている。

 今は人間と協力関係にあり、歴史にある通り持ちつ持たれつである。

 精霊王は「ファルティロ」と呼ばれる。
 「ファル」が精霊達が自分達を表す言葉であり、もしも精霊語翻訳書があるならば「ファル=精霊」とされるだろう。
 そして「ティロ」が王と言う意味だ。
 王は男でも女でも「ティロ」と呼ばれる。
 王位継承や立場的問題に男女差は無い。

 若干の違いとして「ティロ」の「テ」に意識を置いた発音が男の王、「ティロ」を流れるようにすーっと発音すると女の王のようである。

 そして、精霊王(ファルティロ)の配偶者は男女問わず「ファルティア」と呼ばれる。
 ファルティロが男の場合は妻を指し、ファルティロが女の場合は夫を指す。
 こちらもファルティロと同じで「テ」に意識を置いた発音が夫。流れるように「ティア」と発音すると妻である。

 簡単にまとめると下記の通り

 ファル = 精霊
 ティロ = 王
 ティア = 王の配偶者
 ティ  = 王位継承権を持つ王族。または継承権を得た者。
 ティル = 王位継承権が無い王族。または継承権を剥奪された者。

 全て「ファル+立場」で言われる。
 王は「ファルティロ」、姫(王位継承権のある)は「ファルティ」など。

 王位継承権を持つ物が複数いる場合は「Mr.」のように名前の前につけられる。
 姫路鹿之助だったら「ティ.鹿之助」など。

 男女の立場的違いは全く無いが、あえて違う所を挙げるとすると、
 男の場合「テ」に意識を置いた発音。
 女の場合はどこにも意識を置かず、流れるように発音する。

 男:ファルィロ(太字に意識を置いて)
 女:ファルティロ(流れるように)

 その他、精霊については目下調査中である。
 調査は優秀なメンバーによって編成されているものの、
 調査はあまり進んでいない。

 と言うのも精霊社会の教え(ファナルカナタル)の中に、

 「情報を知った者は相応の責任を持たねばならない」
 「情報を背負った者は背負わせた者と同じ苦労を歩む」

 と言う教えがあり、精霊は意識して人間に情報を出してくれない。
 こちらが「責任を背負うから」と主張したが、
 「内容の大きさを知らぬ聞き手側は何とでも言えるものだ」
 の一点張りで話が進まない。

 上記の精霊王関係の呼び方も精霊達が話し合ってるのを盗み聞きしてようやく得た情報である。
 精霊は人間達と話す時は人間側の言葉に全てを合わせる為に上記だけでも相当な年月が掛かっている。

→他国について
 精霊は異世界との行き来の管理を行っている。

→勇者派遣
 何故か魔王を毛嫌いする精霊。

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