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●帝國での魔法詠唱
 帝國には様々な魔法があり魔法の中には詠唱を必要とする魔法もあります。
 その詠唱を一部ご紹介。
 尚、この詠唱のコーナーは少しずつ増やして行く予定です(´▽`)

 
砂上に横たわる私
生涯勝った事は無し
負けた事も無し
存在しようがしまいが
きっと世の動きにはなんら関係無かったろう
それでも私は存在した
 
◆
 
私は宝石だった
世の人々にその存在だけで賞賛を受けた
宝石好きの人々は
必死に宝石を方々から掻き集めた
そのうち私は『唯一の宝石』から『数ある宝石の中の一つ』になった
私は崇められる物から財畜となっていた
 
◆
 
神に逆らった事は分かっている
自分が悪者である事も分かっている
それでも
それでも私は納得が行かないのである
 
◆
 
始まりはほんの些細な事であった
ただ白い物を白と言っただけだった
それが黒く染まって行くキッカケだったとは
 
◆
 
いつか英雄に成れると思っていた
否
自分は既に英雄だと思っていた
自分はそれほどの者であると確信していた
だから自分は英雄に憧れ
そして憎むのである
 
◆
 
足には鍵穴があるのだろう
鍵穴には鍵が常にささっているのだろう
後は鍵を右に回すか左に回すかの違いである
 
◆
 
笑えば誰もが幸せになれると思っている
だから今日も私は笑い続ける
とめどなく溢れる泪を拭いつつ笑い続ける
 
◆
 
彼の笑い方は変わってしまった
彼の息を吐きながら笑う声をもう一度聞きたい
彼の息を吸いながら笑う声は
ただひたすら悲しいだけなのだから
 
◆
 
夢を見ていた
私は空を飛んでいた
どこまでも飛び続けたいと思うほど気持ちが良かった
しかし
何故か頭の半分は着地場所を探していた
 
◆
 
 
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